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日別アーカイブ: 2025年10月15日

第17回解体工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

大阪府堺市を拠点に解体工事や産業廃棄物収集・運搬を行っている

株式会社武、更新担当の富山です。

 

 

🏢RC造(鉄筋コンクリート造)解体の特徴 ― 最も手間とコストがかかる解体工事

 

 

 

RC造(鉄筋コンクリート造)は、住宅からマンション、高層ビルまで幅広く採用される構造です。

鉄筋とコンクリートが一体化しており、非常に強固で耐久性に優れています。

だからこそ、解体には時間もコストもかかり、特殊な技術と機械が必要になります。


🧱 RC造の強固さと解体の難しさ

 

RC造の解体が難しい理由は、鉄筋とコンクリートが密接に組み合わさっている点にあります。

  • 鉄筋:建物の骨格として強度を支える

  • コンクリート:外的な圧力や荷重を受け止める

この二つが一体化しているため、単純に壊すのではなく「砕く・切る」を繰り返す必要があります。


⚙️ 重機とアタッチメント

 

RC造解体では、専用アタッチメントを装着した重機が活躍します。

  • 油圧ブレーカー:コンクリートを破砕

  • クラッシャー:鉄筋を挟み切断しながらコンクリートを砕く

  • カッター:鉄筋を正確に切断

これらを使い分けることで、徐々に建物を崩していきます。


🏙️ 高層ビルの階上解体

 

高層のRC造ビルでは「階上解体」という手法が用いられます。

  1. 上階に小型重機を搬入

  2. 上から順に床や壁を砕きながら、徐々に下の階へ進む

  3. 作業床を確保しつつ、安全に取り壊しを進行

一度に建物を崩すのではなく、少しずつ解体することで崩落リスクを避け、騒音や粉じんの抑制にもつながります。


🌪️ 騒音・粉じん対策

 

RC造の解体では、破砕時の大きな騒音と粉じんが問題となります。

  • 防音パネルの設置:近隣への騒音を低減

  • 散水作業:粉じんの飛散を防止

  • 作業時間の配慮:昼間のみの施工で周囲への影響を抑える

住環境への影響を最小限に抑える工夫が不可欠です。


♻️ 資源リサイクルの視点

 

RC造の解体で発生したコンクリートは、破砕して路盤材などに再利用されます。鉄筋はスクラップとして製鉄所に戻され、新たな資源へ。


**「壊す」だけではなく「資源に戻す」**ことがRC造解体の大きな役割の一つです。


✅ まとめ

 

RC造の解体は「最も手間とコストがかかる解体工事」と言われます。
その難しさを克服するためには、専用重機と高度な技術、そして周囲への配慮を欠かさない施工管理が不可欠です。

安全性・環境配慮・資源循環――この三本柱を守りながら進めることこそが、RC造解体を成功させるポイントです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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