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第15回解体工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

大阪府堺市を拠点に解体工事や産業廃棄物収集・運搬を行っている

株式会社武、更新担当の富山です。

 

 

 

木造住宅の解体工事

 

 

 

解体工事の中でも最も身近で、依頼件数が多いのが木造住宅の解体工事です。

老朽化した住宅や建て替え予定の家を対象に行われ、地域住民にとっても日常に直結する工事といえるでしょう。

しかしその分、騒音・粉塵・近隣への配慮が特に求められる繊細な作業でもあります。


■ 木造住宅解体の特徴

 

木造住宅は鉄筋コンクリート造に比べると壊しやすい構造ですが、柱・梁・屋根などが複雑に組まれているため、計画的に崩していく必要があります。

解体作業は「上から下へ」が基本。屋根材や瓦から取り外し、壁材、柱と段階を追って進めます。


■ 工程の流れ

 

  1. 養生シート設置
    周囲への粉塵飛散を防ぐため、解体前に敷地全体を養生します。

  2. 内装材の撤去
    畳や建具、家具などを分別して搬出。リサイクルや再利用可能な資材はこの段階で仕分けされます。

  3. 屋根・外壁の解体
    瓦や屋根材、外壁材を慎重に撤去。飛散防止のために散水を行いながら作業します。

  4. 構造体の解体
    柱や梁を重機または手作業で崩し、建物全体を取り壊します。

  5. 基礎の撤去
    コンクリート基礎をブレーカーで破砕し、整地を行います。


■ 環境への配慮

 

木造住宅の解体で出る木材は、焼却処分されるだけではなく、チップ化されてバイオマス燃料や合板の原料として再利用されることが多くなっています。

また、金属部分はスクラップとしてリサイクル。廃材を「ゴミ」ではなく「資源」と捉える取り組みが進んでいます。


■ 近隣への配慮

 

住宅街での工事は「静かで安全に」が必須条件。

  • 作業時間を日中に限定する

  • 粉塵を抑えるために散水を徹底する

  • トラックの出入りを最小限にする
    など、住民への負担を軽減する工夫が行われています。近隣住民への事前挨拶や説明も、トラブル防止のために欠かせません。


■ 木造解体のこれから

 

今後は住宅の老朽化に伴い、木造解体工事の需要はさらに増加すると予想されています。

同時に、廃材のリサイクル率向上や環境負荷の低減が求められます。

解体工事は「新しい住まいづくりの第一歩」であり、地域社会にとって欠かせない大切な役割を担っているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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