オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年6月

第10回解体工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

大阪府堺市を拠点に解体工事や産業廃棄物収集・運搬を行っている

株式会社武、更新担当の富山です。

 

 

解体工事の歴史について

~建物を壊すということの本当の意味~

今回のテーマは、私たちの生活環境と切っても切り離せない「解体工事」の歴史についてです。


建物を「建てる」仕事が注目されがちですが、同じくらい重要なのが「壊す」仕事――それが解体工事です。

私たちの暮らしを支えてきた解体工事が、どのような背景と変遷をたどってきたのか。時代ごとの特徴を交えて、じっくり振り返ってみましょう。


■ 古代~江戸時代:再利用が当たり前だった時代

 

解体工事の概念は、実は古代から存在しています。


日本では、木造建築が主流だったこともあり、**“壊す”というより“分解して再利用する”**という文化が根付いていました。

江戸時代には、建物の部材を組み直す「曳家(ひきや)」や「移築」がよく行われており、職人たちは木材を丁寧に抜いて再利用していました。
現代のように重機で一気に破壊するのではなく、“素材を活かす”という職人気質が重んじられていたのです。


■ 明治~戦前:近代建築とともに変わる解体工事

 

明治時代以降、鉄筋コンクリート(RC)造や鉄骨(S)造の建物が登場し、解体工事の難易度が急上昇します。

特に都市部では高層建築の需要が高まり、「手壊し」だけでは間に合わない時代に。
この頃から人力作業に加えて道具や機械を導入する動きが広まり、くぎ抜きやのこぎり、バールといった工具が解体に使われるようになりました。

また、都市部の再開発や震災の復興工事にともない、一時的に大量の建物を取り壊す必要が生じ、「解体業」が専門化していく契機となります。


■ 戦後~高度経済成長期:スクラップ・アンド・ビルドの時代

 

第二次世界大戦後、日本は急速な復興とともに建設ラッシュが起こり、「建てては壊す」時代に突入します。
高度経済成長期には、戦前の木造家屋や老朽化した建築物をスピード重視で解体することが求められました。

この時期に普及したのが、油圧ショベル(ユンボ)や鉄球を使った重機解体です。
解体効率が大幅に向上し、重機による“破壊”の時代が幕を開けます。

一方で、粉じんや騒音、アスベストなどの環境・健康への影響が顕在化し、解体工事の「安全」と「周囲への配慮」が新たな課題として浮上します。


■ 現代:環境対応型の解体工事へ

 

2000年代以降、建築リサイクル法や石綿障害予防規則といった法制度の整備が進み、「壊す」から「分けて、守る」へと解体工事の考え方が大きく変わりました。

  • 分別解体による廃棄物の適正処理

  • 粉じん・騒音対策のための養生・散水設備の充実

  • アスベスト除去の事前調査と報告義務化

 

現在では、建設業の中でも高度な知識と技能を要する分野となっており、職人たちは「壊す技術」に誇りを持ちながら、安全と環境の両立を目指しています。


■ まとめ:解体は“未来をつくるための仕事”

 

解体工事は、単なる“破壊行為”ではありません。
それは、次の建築のための“準備”であり、時代の移り変わりを支えてきた「再出発の第一歩」でもあります。

その歴史をたどると、時代の価値観と技術進化が凝縮された職種であることがよくわかります。
次回は、そんな解体工事の現場で大切にされている「鉄則」について詳しくご紹介します。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社武では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

大阪府堺市を拠点に解体工事や産業廃棄物収集・運搬を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png

第9回解体工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

大阪府堺市を拠点に解体工事や産業廃棄物収集・運搬を行っている

株式会社武、更新担当の富山です。

 

 

 

【新戦力投入!】解体現場で活躍中のPC78US-10!株式会社トクワールド様に感謝!

 

 


今回は、**当社に新たに仲間入りした油圧ショベル「PC78US-10」**の導入についてご紹介します。

建物の解体工事というのは、一見するとただ壊すだけのように見えるかもしれません。ですが実際は、騒音・振動・安全性・スピード、そして周辺環境への配慮など、非常に繊細で丁寧な仕事が求められる分野なんです。

そんな現場でいま、大活躍しているのがコマツ製のPC78US-10!


◆ 中古でも抜群の性能!信頼の国産重機

 

このたび私たちがPC78US-10を購入したのは、愛知県春日井市にある
👉【株式会社トクワールド】様(公式サイトはこちら

なんと中部地区最大級の在庫数を誇る建機販売会社ということで、さっそく現地へ。

見学当日は、営業の方が丁寧に対応してくださり、私たちの業種や現場規模にぴったりの重機を一緒に検討。数多くの展示機械の中から、自信を持って選べたのがこの「PC78US-10」でした。


◆ PC78US-10が選ばれる理由

 

この機種、実はかなり優れもの。

  • コンパクトなのに高出力:狭い住宅地でも取り回ししやすく、抜群のパワーで作業効率もUP

  • 低騒音設計:都市部や住宅街の工事でも安心

  • 燃費性能も◎:経済的かつ環境にもやさしい

 

中古といっても、状態は非常に良好で、納車後すぐに現場投入→即戦力として稼働しています!


◆ 解体工事は「壊す」じゃなく「整える」仕事

 

私たち解体業者の使命は、ただ「建物を壊す」ことではありません。
次に使う人たちのために、土地を整えること。

そのためには、迅速で丁寧、かつ安全な作業が求められます。
そしてそれを実現するためには、信頼できる重機の力が必要不可欠。

今回導入したPC78US-10は、まさにそれを叶えてくれる頼もしい相棒です。


◆ 現場でも大活躍中!

 

導入直後の写真がこちら👇

某住宅街の解体現場にて、即日投入!
狭い場所でもスムーズに旋回し、躯体解体から基礎はつりまでオールマイティに対応
オペレーターからも「操作性も快適!」「パワーも十分!」との声が上がっています。


◆ トクワールド様はアクセスも便利!

 

なお、今回お世話になった「株式会社トクワールド」様は、春日井インターから車で5分というアクセスの良さも魅力です。

機械をじっくり見て選びたいという方は、ぜひ一度足を運んでみてください。中古建機の在庫も豊富で、実機確認&その場で相談できるのがありがたいですね!


◆ まとめ:新しい力で、より良い解体を

 

重機は現場の最前線で働く“社員”のようなもの。
今回導入したPC78US-10という新戦力とともに、私たちはこれからも、
「安全・迅速・丁寧」な解体工事をお客様にご提供していきます!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社武では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

大阪府堺市を拠点に解体工事や産業廃棄物収集・運搬を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png